
- シニア犬介護で「飼い主のケア」が必要な理由
- 無理なく続けるためのセルフケアの取り入れ方
- 日常・空間・非日常、3つの回復の選択肢
シニアわんこの介護が始まると、
生活の中心が「わんこ」になります。
体調チェック、夜鳴き、徘徊、通院、排泄介助…
「今日はここまでやれば終わり!」という線引きもなく、
常にわんこの状態に合わせて、
ケアや対処をしていく必要があります。
介護は、頑張っても早く終わるものではありません。
長い長い道のりを歩き続ける必要があります。
だからこそ私は、
飼い主自身が壊れないためのセルフケアが
何より大切だと感じるようになりました。
この記事では、
私自身がシニアわんこの介護の中で助けられてきた
セルフケアの考え方をまとめています。
シニアわんこの介護は「長距離走」
シニアわんこの介護は、
気合いや根性で乗り切れるものではありません。
そんな不安を抱えながら、
日常が静かに削られていきます。
だから必要なのは、
一時的に休むことではなく、回復し続けることでした。
【関連記事】わんこの介護をつづけるために
老犬介護で限界を感じたらやめていいこと3つ| 一度離れて立て直せた実体験と対処法
飼い主のセルフケアは「贅沢」じゃない
介護中、
「自分のことは後回し」になりがちです。
でも、飼い主が限界を超えると、
介護は一気に苦しくなります。
セルフケアは、
ではありません。
介護を続けるための下準備です。
どのセルフケアから始めればいい?状況別の目安
自分の状況から取り入れられるセルフケアからはじめればOKです。
| 今の状況 | おすすめのセルフケア |
|---|---|
| 数分しか時間がない | ①日常(深呼吸・ストレッチだけでも) |
| 家から出られないけど気分を変えたい | ②空間(香り・アロマ) |
| まとまった時間が取れそう | ③非日常(旅行・一時預かり) |
| どれも試したけどしんどい | 「やめていいこと3つ」も参考にしてください |
私が助けられた3つのセルフケア
ここからは、
私が実際に取り入れたセルフケアを
3つに分けて紹介します。
① 日常のセルフケア|毎日の中で回復する
私は、お風呂を日常の回復場所にしました。
お気に入りの入浴剤を入れて、ゆっくり湯船につかるだけ。
優しい香りに意識を向けて、軽いストレッチと深呼吸。
特別なことをしなくても、
日常の中で回復の時間は作れます。
お風呂をセルフケアにつかえない場合でも、
意識のスイッチを切り替える「きっかけ」があれば大丈夫。
ほんの少しの時間で構いません。
「介護のことを考えない自分のため時間」を、
意識して作るようにするだけで、心は回復します。
◆頑張っている自分への小さなご褒美◆
◆アイマスクをして横になって深呼吸。香りを身体に行き渡らせるイメージで◆
② 空間のセルフケア|わんこと一緒に落ち着く場所を作る
介護中の家は、
無意識のうちに緊張感で満たされます。
物音に敏感になり、
わんこの動きや呼吸を無意識に追い続ける毎日。
そんな中で私は、
部屋の空気そのものを整えることで、
自分の心が軽くなると感じるようになりました。
私が取り入れていたのは、
加湿器にオレンジ・スイートのアロマオイルを数滴加える方法です。
夕食後は、その空間でわんこと一緒に静かに過ごすようにしていました。
特別なことは何もしません。ただ同じ空間にいて、お互いの時間を過ごすだけです。
アロマを使うときは、わんこの様子を最優先にしました。
我が家のシニアわんこは、加湿器のスイッチを入れると、
ぬるっとその部屋に自分から入ってくるようになりました。
気に入ってもらえたようです。
夜鳴きが完全になくなることはありませんでしたが、
おうちの空気が変わるだけで、少しだけ息がしやすくなります。
【関連記事】わんことアロマセラピー&ハーブ療法はこちらにまとめています。
シニア犬の夜鳴きをアロマで落ち着かせる方法| 認知症介護3年で実際に使った精油3選
認知症のシニア犬の介護を楽しむ工夫|ローズヒップを使ったハーブ療法ケア
◆飼い主さんとわんこにとってお気に入りの香りを探してみてください◆
③ 非日常のセルフケア|一度、介護から離れる
介護から離れることに、罪悪感を抱く人は少なくありません。
それでも私は、わんこと一緒の旅行と、わんこを預けての旅行、
どちらも経験しました。
わんこと一緒に旅した時
基本の移動は車、観光地はカートに乗せての旅行でした。
介護アイテムが加わると1泊でも大荷物になり、決して楽な旅ではありませんでしたが、
不思議なことに旅先では夜鳴きも徘徊もほとんどありませんでした。
「いつもと違う非日常の時間」が、わんこにも私にも良い刺激になったようです。
わんこを預けて旅した時
かかりつけの動物病院に併設されたペットホテルに1泊2日で預けました。
正直、罪悪感はありました。
それでも、朝まで一度も目が覚めることなく熟睡できたのは約2年ぶりでした。
戻ってわんこの顔を見たとき、心のゆとりを取り戻していることに気づきました。
穏やかな気持ちで物事に対処できるようになり、
「また頑張れる」と思えました。
罪悪感があるのは、真剣だから。
一時的に距離を取ることは、見捨てることではありません。
心の切替えは、介護を続けるために必要だと思います。
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セルフケアに「正解」はない
セルフケアは、できる日もあれば、
何もできない日もあります。
大切なのは、
飼い主さんが限界を迎えないこと。
「回復して、また戻ってこられる場所」
「気持ちをリセットして立て直す方法」を、
自分で把握しておくことが大切です。
まとめ:介護を「続けられる」方法を選ぶこと
介護は、
「わんこと最後まで一緒に生きる」こと。
そのために、
飼い主さん自身の回復は欠かせません。
- 日常の中で回復する
- 空間を整える
- 時には非日常に逃げる
どれも、
わんこを大切に思っているからこその選択です。
「限界かもしれない」という感情は、
わんことちゃんと向き合ってきた証拠です。
大切なわんこのためにも、
飼い主さん自身のセルフケアを忘れないでください。
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