
この記事は、
あの子の認知症に試行錯誤していた頃の記録です。
当時の気持ちがそのまま記録されています。
誰かの「わかる」「同じ気持ちだった」に、
そっと寄り添えたら、それで十分です。
認知症のシニアわんこと向き合って伝えたいこと
わんこ夜鳴きは、想像以上に飼い主の心を削ります。
可愛いはずの存在が、
眠れない夜の原因になる。
それでも一緒に生きたいと思い続けた3年間。
この記事では、
認知症のシニアわんこの夜鳴きに向き合った私の体験と、
その時の正直な気持ちを書いています。
これは、「正解」ではありません。
私が選んだ暮らし方の記録です。
認知症と夜鳴きが始まった頃
わが家のわんこは、
13歳で認知症を発症し、
14歳で耳が聞こえなくなりました。
意思疎通は、アイコンタクトとハンドサインで。
深夜は家中を徘徊し、足腰は驚くほど元気でした。
若い同居わんこより体力があり、
お散歩は、ロングコースがお気に入りでした。
ただ、硬くなってしまった肉球の影響で、
足元の素材によっては、足滑らすことも多かったです。
「老化」と「元気」が同時に存在する、不思議な時期でした。
夜鳴きは想像以上につらかった
一番つらかったのは、深夜の夜鳴きです。
認知症を伴う高齢わんこの夜鳴きは、
不気味なほど単調で、音量も大きい。
止めてもすぐに吠えはじめる。
「何かに憑りつかれているのではないか」と思う程、延々と続く。
私はまともに眠れない日が続き、
体調を崩しました。
「夜通し活動して大丈夫なのかな?」より先に、
「うるさい!」と思ってしまう自分が嫌でした。
試した対策は、どれも決定打にならなかった
いくつも試しましたが、
どれも「完全な解決」にはなりませんでした。
一時的に止まっても、また始まる。
結局、毎晩同じことの繰り返しでした。
一緒に寝れば鳴かないことに気づいた夜
ある夜、疲れ果てて夜鳴きするわんこを撫でながら、
そのままうたた寝してしまいました。
気づいた時には朝でした。
夜鳴きに起こされていない。
「一緒に寝れば、鳴かない…?」
そこから、わんこが徘徊して落ち着く場所を探して
一緒に寝るという方法にたどり着くまで、
いくつかの試行錯誤がありました。
そのプロセスと、最終的にたどり着いた
「寝袋で徘徊先に添い寝する」という方法は、
認知症シニア犬の夜鳴き|添い寝にたどり着いた理由と我が家の現実的な対処法
に詳しくまとめています。
最初は抵抗がありました。
でも今では、どこでも眠れる自分になりました。
介護生活はツラいことが多い。でも、それが私の選んだ道だった
正直に言えば、
介護はツラいことばかり。
それでも私は、
この子と一緒にいる時間を選び続けました。
ポジティブだったわけではありません。
ただ、「一緒に生きる」という選択をしただけです。
わんこの夜鳴き介護に向き合う方へ
怒ってしまう日があってもいい。
逃げたくなる夜があってもいい。
「一緒にいること」を投げ出さなければ、
それだけで十分です。
わんこにも、ちゃんと伝わっていると思います。
まとめ:限りある時間を「一緒に生きる」ということ
耳が聞こえなくなり、
誰の声も届かない世界で生きるわんこ。
名前を呼ばれても、気づけない。
私と同居わんこのコミュニケーションに参加できない。
それでも、
精一杯生きていました。
いつでも、
私のいる場所で一緒にくつろいでくれました。
やさしい目は、少し白くなったけど小さい頃のままでした。
夜鳴きには本当に苦しみ、悩みましたが、
一緒に過ごせる残りの時間は本当に愛おしかったです。
一緒に生きた時間は、
それだけで価値がありました。
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