
この記事では、
認知症の影響で変化していくシニアわんこと暮らす中で、
当時はうまく言葉にできなかった迷いや不安、正直な気持ちを、
そのままの形で綴っています。
同じように悩んだり、戸惑ったりしている方の
「私だけじゃなかった」と思える時間になれば幸いです。
- 老犬介護で排泄処理がどれくらい大変だったか
- 吐瀉物(胃液)の後片付けが特につらかった理由
- ペットシート・防水シーツの使い分け
- 介護中の負担を少しでも減らす考え方
一番時間と気力を使ったのは、排泄と吐瀉物の後片付け
シニアわんこの介護生活が始まってから、
一番時間と気力を使ったのは、排泄と吐瀉物の後片付けだった。
ペットシーツやバスタオル、除菌スプレー、ティッシュ…
大量のストックを、常に手の届く場所に置いて。
汚れたら片付けて、洗って、また汚れる…その繰り返し。
特に、末期の多臓器不全で、
何度も吐くようになってからは、
排泄より吐瀉物の処理の方がつらいと感じる場面が多かった。
この記事は、
当時の排泄と吐瀉物の処理とケアを振り返る、気持の記録。
排泄処理は「量」と「頻度」で消耗する
シニアわんこは、
踏ん張る力が弱く、体力がないため、
排泄が小出しになり、おトイレの処理が増える。
そのたびに、
小さな日常のケアだけれど。
積み重なるとどうしてもツライと感じてしまう。
吐瀉物の後片付けは別次元で大変だった
排泄以上に心が折れそうになったのが、吐瀉物。
我が家のわんこは、末期の多臓器不全で、
1日に何度も嘔吐を繰り返した。
苦しそうに小さな身体を震わせて、
嘔吐するわんこを見るのもしんどい。
吐瀉物は胃液だけだったけど。
それでも、繰り返される嘔吐。
何もかもがもツラい。
そんな感覚だった。
ペットシーツだけでは追いつかなくなった
最初は、「ペットシーツがあれば何とかなる」と思っていた。
でも、
おうちの至る所に、ペットシーツを敷く必要がある。
この状態が続くと、環境を整えるのにも時間がかかる。
複数枚のペットシーツに渡って汚れるので、
後片付けの手間も倍増する。
▶介護中のペットシーツの使い方
老犬介護中のペットシーツの使い方と選び方|迷わず捨てられることの重要性
防水シーツで「受け止める面積」を増やした
そこで取り入れたのが、防水シーツ。
防水シーツとペットシーツを併用することで、
処理が一気に楽になった。
防水シーツには、「撥水タイプ」と「吸水タイプ」がある。
「撥水タイプ」は、拭くだけで簡単に汚物を除去することができる
「撥水タイプ」の防水シーツをペットシーツの下に敷くことで、
ペットシーツで受け止められなかった汚物があっても、
簡単に拭き取れる。
おトイレ周辺やベッド周辺のペットシーツの下に、
「撥水タイプ」の防水シーツを敷くだけで、
お掃除の手間は随分減った。
「吸水タイプ」は、肌ざわりが良く、汚物を吸収して表面に残さない
「吸水タイプ」の防水シーツを、
ジョイントマットや布アイテムの上に敷くことで、
布類を吐瀉物から守ることができた。
汚物を吸収するので、汚物が広がる心配がない。
丸洗いできるので、吐瀉物の処理も一気に楽になった。
これだけで、
処理(掃除)の手間が格段に減った。
捨てるのは「汚れたペットシーツ」だけ。
汚れが落ちないアイテムを、
「まだ使う」のか「捨てるのか」迷うストレスもなくなった。
自分の行動がシンプルになったので、心に余裕ができた。
▶介護を助けてくれた防水シーツ
シニア犬のトイレ失敗と夜間徘徊対策|防水シーツで洗濯地獄から解放された話
老犬介護で助けられた防水シーツ|何枚必要?排泄と吐瀉物の後片付けが楽になった
完璧を目指さない方が続けやすい
排泄も吐瀉物も、完璧な対策はない。
だからこそ、少しでも自分のストレスを減らして、
心に余裕を持つことを心掛けた。
心に余裕があれば、
やさしい気持ちでわんこに接することができる。
この思考でアイテムを選び、環境を整えることが、
長い介護を続ける上では大切だと思う。
▶快適に過ごすために消臭スプレーを大量に使った話
シニア犬介護は消臭スプレーが何本も必要|洗濯が追いつかずシュシュット!を選んだ
まとめ:わんこはもっと苦しくてツラい
お掃除をしている横で、また苦しそうに嘔吐を繰り返すわんこ。
私もツラいけど、わんこはもっと苦しくてツラい。
震える背中をそっと撫でてあげることしかできなかったけど。
この子が認知症と診断された3年前に、約束したこと。
最後まで一緒にいるよ。
最後までお世話するよ。
それをやり遂げた自負があったので、
わんこの旅立ちを見送った時、後悔の気持ちはなかった。
大きな喪失感の中で、唯一伝えたことは、
「うちの子になってくれてありがとう」
感謝の気持ちだけだった。
▶認知症わんことの戦いの記録のすべてを時系列でまとめました。
認知症わんことの戦いの記録|夜鳴き・徘徊と向き合った3年の全体像
▶認知症のわんことの時間
しつけを手放した先にあったもの|大きな赤ちゃんになったシニア犬がくれた宝物
▶わんこの旅立ちを見送った時間
愛犬が亡くなった後の気持ちの整理

