
- 犬を見送ったあとも「戻れる場所」がある意味
- 犬が「その場」「その人」「その時間」を選んでくれていたこと
- 犬がつないでくれたご縁の続き方
- 寂しさだけで終わらない、あたたかい記憶の残り方
わんこの旅立ちを見送ったら、
すべてが終わってしまうような気がしていました。
わんこと一緒に行っていた場所。
わんこを通して知り合った人。
わんこがいたから成り立っていた時間。
もう、行けないのかもしれない。
もう、話す理由もないのかもしれない。
そう思っていたけれど──実際は、少し違いました。
行きつけのペンションという存在
我が家がそのペンションに通い始めて、
気づけば20年近くになります。
オーナーさんも、看板わんこも、
いつもあたたかく迎えてくれました。
犬連れで泊まれる、というだけではなく、
犬がいる暮らしを前提にした空気がある場所です。
便利なアイテムや、わんことの過ごし方を教わった
しつけに関する情報交換をしたり、
便利なアイテムを提案しあったり、
介護の工夫や、治療方針、旅のスタイルなども話してきました。
わんこがいたから始まった関係だけれど、
それは「利用者と宿」という枠を、少し越えていた気がします。
お互いにとって、適度な距離感が合致したのかもしれません。
わんこを見送るということ、迎えるということ
20年近い付き合いの中で、
お互いの家族であるわんこたちが、代替わりしてきました。
迎えた日の話。
年を重ねた頃の話。
そして、見送った日の話。
わんこを見送るということが、
特別な説明をしなくても伝わる関係。
それは、
わんこたちが積み重ねてくれた時間そのものだったと思います。
わんこを見送ったあと、
「もう行けないかな」と思う瞬間もありました。
でも、行ってみると、
そこには変わらない空気がありました。
わんこの話をしてもいいし、
しなくてもいい。
無理に元気を装わなくてもいい。
やさしい言葉に涙してもいい。
わんこがいなくなったから終わる関係ではなかった。
それに気づけたことは、救いでした。
ここは、
現役のわんこも、旅立った歴代のわんこたちも、
普通に話題になるやさしい場所です。
わんこがつないでくれたご縁
この場所とのご縁は、わんこが作ってくれたものです。
わんこがいなければ、
ここに通うこともなかったし、
出会わなかった人たちもいました。
今はもう隣にいないけれど、
わんこが作ってくれた関係は、ちゃんと残っています。
それは、
「わんこがいた証」でもあり、
「これからも大切にしたいもの」でもあります。
わんこがいなくても、わんこの話ができる場所。
我が家も、常連さんも、オーナー一家も。
現役わんこと一緒に、
歴代わんこのメモリアルグッズを
大切にそばに置いています。
それを特別視されることもなく、
でも、ないものとして扱われることもない。
その距離感が、
とてもありがたいと感じています。
まとめ:わんこがつないでくれた全てを大切にしたい
わんこを見送ると、
生活は大きく変わります。
大きな喪失感はなかなか消えません。
でも、すべてが途切れるわけではありません。
- わんこがつないでくれた場所
- わんこがつないでくれた人
- わんこがつないでくれた時間
これからも大切にしていきたいと思っています。
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