夜鳴きがつらくて怒りたくなった夜|老犬介護で追い詰められた本音

わんこたちと歩いた日々
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この記事では、 
わんこたちと暮らす中で感じた正直な気持ちや、 
当時はうまく言葉にできなかった迷いや不安を、 
そのままの形で綴っています。

同じように悩んだり、戸惑ったりしている方の 
「私だけじゃなかった」と思える時間になれば幸いです。

この記事で伝えたいこと
  • 夜鳴きが続く介護で湧いてしまう本音の感情
  • 「正論」が逆につらくなったこと
  • 見送ったあとに気づく、あの夜の意味

夜鳴きがひどいと、優しい気持ちなんて消える。

正直に書く。

私は、出来るだけポジティブに発想を変換して、
わんこの認知症と向き合うようにしてきた。

でも。

あまりにひどい夜鳴きが続くと、
「かわいい」
「大切な家族」
そんな気持ちは、簡単に吹き飛ぶ。

「うるさい!」
「静かにして!」
「もう何なの!いい加減にして!」

怒鳴りたくなるし、
叩きたくなる衝動が浮かぶこともある。

そして自己嫌悪に陥る。

でも、それくらい追い詰められている状態だった。

夜鳴きは、わんことと飼い主だけの問題じゃない

睡眠不足で頭が回らない。
明日も仕事がある。
近所に聞こえていないか不安。
苦情が来たらどうしよう。

誰にも言えない恐怖が、夜になると一気に押し寄せる。

そんな私の気持ちなんてお構いなしに、深夜1時に吠え始める。

「捨てたい」

そんな言葉が頭をよぎって、自分で自分にぞっとする。

「ここまで生きてくれてありがとう」
「認知症になる年齢まで頑張ってる」

本当は、うれしいことのはずなのに。
感謝するべきことなのに。

眠れない夜の3時の、心が擦り切れているときに、
その正論は役に立たない。

認知症になって。
加齢の影響で耳もほとんど聞こえない世界で。
一番不安なのはわんこなのに。

わんこの状況を一番わかっているのは私なのに。
わんこが頼れるのは私だけなのに。
優しい気持ちを持てない自分が嫌になる。

どれだけ対策をしても、どうにもならない夜がある

一生懸命環境を整えても。
いろいろグッズを揃えても。
獣医さんに相談しても。

それでも、
どうにもならない夜は、確実にある。

夜鳴きで眠れない夜は、いつまで続くんだろう。
絶望と眠気で朦朧とする。

でも。
必ず終わる。

わんこの旅立ちを見送った今だから言えること

もう、あの夜鳴きは聞こえない。

一晩中続いた、徘徊の足音もしない。

当時は、苦しくて、怖くて、辛くて。
早く朝が来てほしかったのに。

今は、
もう一度だけでいいから、
あの鳴き声を聞きたいと思ってしまう。
あのトテトテした足音を聞きたいと思う。

わんこの静かな旅立ちを見送った時。
「後悔」は全くなかった。

できることは、全力で全部やりきった。

喪失感と悲しみで涙が止まらなくて、眠れなかった。
あんなにゆっくり眠れる夜を待っていたのに。

私は一晩中、わんこの遺骨の前で泣いた。

これは美談じゃない。
時間が経ったから、分かったこと。

あの夜、私は投げ出さなかった。

怒りたくなった。
投げ出したくなった。
捨てたいとさえ思った。

それでも、
私はその夜を乗り越えた。

わんこのそばにいた。

一晩中なだめて、身体をさすった。
朝5時のわんこが落ち着く時間まで耐えた。

夜鳴きがつらくて、
最低なことを考えてしまった夜があってもいい。
介護は、きれいな感情だけでは続かない。

色々な感情が沸いたけれど、
私は最後までわんこと一緒にいた。
それだけは自信を持って言える。

わんこへの感謝を込めて:思い出と体験を記録する決意

あの子と過ごした時間の全てを。
あの子と経験したことの全てを。
あの子と試行錯誤した全てを。
あの子がくれた感情の全てを。

あの子との時間の全てを、ここに記録していこうと思いました。

まとめ:今、振り返って

あの時の私は、 
きっと精一杯だったのだと思います。

この記事が、 
誰かの「わかる」「同じ気持ちだった」に 
そっと寄り添えたら、それで十分です。

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