突然のお別れは、いつも通りの夜に|心臓病でも日常を奪わなかった理由

ピーチ記事 わんこたちと歩いた日々
この記事で分かること
  • 心臓病でも日常を続ける選択をした理由
  • お散歩や旅行、交流をやめなかった実体験
  • 突然の心臓発作と、救急病院での最期

心臓病と分かってからも、
お散歩も、恒例の旅行も諦めなかった。

「方法やカタチ」は変わったけれど、
「あの子の日常」だけは守り続けてきた。

その日も、特別なことはしていない。

同居わんこのお誕生日を祝い、恒例の写真撮影。
そろそろ寝ようか、いつも通りの夜だった。

振り返ったその瞬間、突然、心臓発作が起きた。

心臓病でも、日常は続けた

心臓病だからといって、
すべてを我慢の生活にするつもりはなかった。

大好きなお散歩も続けた。

抱っこ移動がメインになり、
長い距離を歩くことはできなかったけど。

外の匂いや空気を感じる時間は大切にした。

旅行もやめなかった。

慣れた宿で、オーナーさんにいつも通り甘え、
看板わんことご挨拶する。

仲良しのわんこと交流する時間も、
あの子にとって大切な日常だった。

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我慢してもらったのは、療養食だけ

ひとつだけ、我慢してもらったことがある。
それは、ご飯。

療養食への切り替えは心苦しかった。

それでも、
身体のために必要だと分かっていたから、
そこだけは我慢してもらった。

それ以外は、
できるだけ「いつも通り」を選んできた。

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同居わんこのお誕生日の夜に起きたこと

その日は、同居わんこのお誕生日だった。

ひと通りお祝いをして、
記念写真を撮り、穏やかな時間を過ごしていた。

「そろそろ寝る時間だよ」と振り返った瞬間、発作が起きた。

迷う暇はなかった。
すぐに車に乗せ、救急病院へ向かった。

車の中で、やった「できることを全部」

車の中では、ずっと身体を撫でていた。

名前を呼び、声をかけ続けた。

「一緒にいるよ」
「もうすぐ病院だよ」

それしかできなかったけれど、それだけはやめなかった。

私の膝の上で、
呼吸がゆっくりになっていくのが分かった。

それでも。
何度も、何度も、名前を呼んだ。

みんなで見送った、救急病院での最期

深夜だったにもかかわらず、
救急病院のスタッフの方が駐車場まで出てきてくれた。

そのまま処置室へ担ぎ込まれ、
心肺蘇生をしてもらった。

立ち合いが許されたので、
同居わんこも含めた家族全員で見守った。

結果として、戻ってきてはくれなかった。
それでも、できることはすべてやってもらった。

行き届いた心遣いに、
お礼を言って、病院をあとにした。

後悔が少なかった理由

突然のお別れだった。

心臓発作の可能性は理解していたつもりだった。
覚悟はしていたけどショックだった。

それでも、強い後悔はなかった。

心臓病になっても、 日常を奪わなかった。
お散歩も、旅行も、交流も、体調を見ながら続けてきた。

あの子は、
最期まで「あの子の日常」を生きていた。

そう思えたことが、救いだった。

わんこの心臓病に向き合っている方へ

心臓病と向き合っていると、
不安で何もできなくなる日もあると思う。

でも、すべてをやめることが、正解とは限らない。

できる範囲で、「いつも通り」を守る選択もある。

わんこにとっては、
これまでも、これからも。
変わらない日常だから。

おわりに

同居わんこのお誕生日の夜、
いつも通りの時間の中で、あの子は旅立った。

心臓病の闘病の日々は、
不安や心配もあったけれど、穏やかな日常だった。

「うちの子になってくれてありがとう」
「一緒に過ごした時間は幸せだった?」
「いつでも遊びに来ていいからね。」

今でも時々、
あの子の足音が聞こえる気がする。

この記録が、誰かの不安や心配を、少しでも減らせますように。

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