シニア犬が床で寝たがる理由|ベッドを使わないのは異常?介護目線で考える対処法

シニアわんこ記事一般 シニア犬の暮らし・介護グッズ
この記事で分かること
  • シニア犬が床で寝たがる主な理由
  • 冬でも冷たい場所を選ぶ理由
  • 認知症と「慣れた場所」の関係
  • 床寝が問題ないケース・注意が必要なケース
  • 床が好きなまま負担を減らす介護グッズの考え方

ベッドを用意しているのに、なぜか床で寝る。
それも、リビングではなく 玄関の大理石や廊下など、ひんやりした場所ばかり。

「寒くないの?身体冷えちゃうよ!」
「体に悪くないの?」
「せっかく整えた寝具が無駄?」

シニア犬と暮らしていると、そんな不安や疑問を感じることがあります。

我が家のシニアわんこも、季節を問わず玄関の大理石がお気に入りの場所。
でも実は、 床で寝たがる行動には理由があったのです。

無理にやめさせる前に、その背景を知ることが、
これからの介護を楽にする第一歩になります。

シニアわんこが床で寝たがる主な理由

シニアわんこが床を好むのには、いくつかの理由が考えられます。

体温調整をしている 

年齢を重ねると、体温調整がうまくいかなくなるわんこもいます。

ベッドは暖かすぎて、身体に熱がこもることも。

床や大理石のひんやり感が、わんこにとって心地よい場合があります。

体を伸ばしたい・姿勢が楽

ベッドの縁や段差が、シニアわんこには負担になることがあります。

床なら身体を自由に伸ばすことができ、体勢も変えやすいのです。

安全な場所という認識

足腰が不安定になると、「低い場所=安全」と感じることがあります。

障害物のないフラットな床や、一段下がった玄関の床を、
安心して休める場所だと認識している可能性があります。

冬でも冷たい場所を好むのはなぜ?

「冬なのに、なぜ?」と心配になりますが、冬でも床を選ぶ犬は少なくありません。

  • 室内暖房で身体が暑い
  • 体温調整の感覚が変化している
  • ひんやりとして硬い金属や石の感触が好き

実際に、ひんやりマットを一年中出しておくと、冬でも使うわんこもいます。
人間基準の「暑い」「寒い」は、わんこには当てはまらないことがあるのです。

認知症と「慣れた場所」の関係

認知症のわんこは、
環境の変化や些細な刺激、誤った認知などにより、不安を抱えやすいです。

玄関や廊下など、 長年使ってきた場所は、
わんこにとって 安心できる『記憶の残る場所』です。

飼い主さんの帰宅をお出迎えする習慣のあるわんこの多くが、
玄関を飼い主さんと再会できる「大好きな場所」として記憶しています。

そこを選んで寝るという行動は、
「その場所なら安心」という記憶をもとに、
「自分の中の不安を取り除き、落ち着こうとしている」という意味があります。

▶シニアわんこの寝床が変わる理由と対策
 シニア犬の寝床はどこが正解?床・ベッド・ケージを試してわかった違い
 シニア犬に低反発ベッドは必要?床派・大理石派の犬もいた我が家の選び方と体験談

床で寝るのは問題?注意が必要なケース

わんこが床で寝ている時は、問題がないかそっと様子を見てあげて下さい。

問題になりにくいケース

  • わんこ自らの意志で床に寝ている
  • 体温調節など必要に応じて床で寝ている
  • 身体が冷えすぎていない

注意が必要なケース

  • 身体が冷え切っている
  • 関節や身体に痛みがある様子がみられる
  • 床以外の場所で寝ない
  • 自力で移動ができない

床で寝ることを問題視するのではなく、

  • わんこの身体に負担がかかっていないか、
  • 異常がないか

を確認することが大切です。

床が好きなわんこの負担を減らす工夫

気に入ってくれるか、使ってくれるかはわんこ次第ですが、
負担を減らす工夫は可能です。

薄型の介護用マットを敷く

床が好きな犬には、
厚すぎない・柔らかすぎない介護用マットがおすすめです。

  • 床の感覚を残せる
  • 冷え・硬さを和らげる
  • 滑り防止になる

ひんやりマットを一年中出しておく

「体温調整が必要」なわんこは、冬でもひんやりマットを使います。

下に薄いマットを敷くことで、柔軟性をプラスしてあげることができます。

まとめ:わんこが床で寝ることには理由がある

わんこが床で寝たがるのには、理由があります。

  • 体温調整
  • 認知症の影響
  • 身体を楽に伸ばせる場所

基本的には、床で寝ているわんこを、
無理にベッドに戻す必要はありません。

わんこの「好き」を尊重しながら、
負担を減らす工夫を少しずつ取り入れていきましょう。

シニアわんこの行動は、異常ではありません。
今の身体と心に合った場所を選んでいるだけです。

わんこを理解して寄り添うことで、介護は少し楽になります。

【関連記事】
 ☑シニア犬の介護マット比較|床が好きな犬にも合う選び方とおすすめタイプ
 ☑犬のお気に入りの場所はそれぞれ違った|ベッドを使わない犬との暮らし
 ☑シニア犬の介護、何から始める?状態別チェックリストで分かる今必要なケア

🐟この記事を書いた人:ごく普通の会社員🐟

わんこたちとの暮らしの中で、
日々のお世話やシニア期のケア、介護、看取りなど、
たくさんの経験してきた飼い主です。

夜鳴きや認知症対策の工夫など、実体験をもとに、
無理のない犬わんことの暮らし方を発信しています。

専門家ではありませんが、”リアルな声”として、
あなたの役に立てればうれしいです。

タイトルとURLをコピーしました