
この記事では、
認知症の影響で変化していくシニアわんこと暮らす中で、
当時はうまく言葉にできなかった迷いや不安、正直な気持ちを、
そのままの形で綴っています。
同じように悩んだり、戸惑ったりしている方の
「私だけじゃなかった」と思える時間になれば幸いです。
- 夜鳴きで病院に行くか迷ったときの考え方
- 電話相談でも意味があった体験
- 初期の認知症で提案された対応
- 「最後まで自分でみる」と覚悟した瞬間
夜中に吠えることが増えて、寝不足の日が増えた
毎日、夜中に吠える。
それも、感情のない、不安になる鳴き方。
吠える回数は日に日に増えた。
吠える時間も長くなった。
何度も起きて、わんこをなだめる。
なだめても、しばらくすると吠え始める。
身体に痛そうなところは見当たらない。
昼間はいつも通り過ごしている。
「吠えるというだけで病院に連れて行って、意味があるんだろうか」
そう思って、なかなか決断ができませんでした。
この記事は、
夜鳴きで病院に行くかどうか迷い、
電話一本から覚悟が固まっていった日の記録です。
▶違和感を感じはじめた頃の記録
シニア犬の夜鳴きは突然始まった|認知症だと思えなかった最初の日
病院に連れて行く意味があるのか分からなかった
夜鳴きが酷くなっていっても、
身体に異常は見当たりませんでした。
だから、
「夜中に吠えるだけで病院に行っていいの?」
「病院でできることある?」
そんな迷いがありました。
無意識ではあったけれど、病院に行くことで、
何かが決定的になることが、怖かったのかもしれません。
【関連記事】信頼できる動物病院の見つけ方
信頼できる動物病院の見つけ方|セカンドオピニオンで気づいた判断基準
迷った末に、電話で聞いてみることにした
すぐに連れて行く決心がつかず、
まずは動物病院に電話をしました。
夜鳴きの様子と困っていることを伝えると、
返ってきた言葉は意外なものでした。
「年齢と様子を聞く限り、認知症の可能性の可能性があります。
身体のチェックも兼ねて、一度連れてきてください。
夜鳴きにに関しても、提案できることがあるかもしれません。」
この一言で、
胸の奥にあった不安が、少しだけほどけました。
「連れてきてください」と言ってもらえた安心感
病院に行くべきかどうか。
それを自分一人で判断するのが、
こんなに難しいとは思いませんでした。
でも、
「連れてきてください」と言ってもらえたことで、
動物病院を頼っていいんだ、安心したことを覚えています。
夜鳴きには理由があったのかもしれない。
何か対策を提案してもらえるかもしれない。
そう思えた瞬間でした。
認知症の診断と、老犬ホームや安楽死という選択肢
問診や診察、色々な検査の結果、
身体的な異常は見つかりませんでした。
「認知症の可能性が極めて高い」という診断でした。
このとき、
人間の生活が成り立たない場合、
老犬ホームや安楽死という選択肢があることも知りました。
ここでは詳しく書きません。
それくらい、認知症の介護は過酷であるということです。
獣医師さんと私の会話を、診察台の上で不安そうに聞いているわんこ。
「最後までうちの子の面倒は自分がみる」
そう、はっきり覚悟したのです。
対処療法の選択肢・獣医師さんによって方針はちがう
犬の認知症には有効な治療方法はありません。
できるだけ進行を遅らせる、症状をやわらげる、
対処療法に取り組んでいくことになります。
対処療法は、獣医師さんによって方針がちがいます。
かかりつけの動物病院では、
初期の段階では、睡眠薬は使わない方針でした。
長い介護生活を考慮した時に、
睡眠薬は最後の手段としたいと考えているとのこと。
この病院での方針が合わないと感じたら、
他の病院を紹介できるという話もありました
提案されたのは、
鎮静作用のあるお薬と脳の興奮を抑えるサプリ。
いずれもわんこの身体への負担を考慮して、
効果は弱めであるとのこと。
まず、ここから始めてみることを提案されました。
病院で提案された方針で介護をすると決めた理由
正直、
「眠らせてしまえば楽になるのでは」
そんな考えが頭をよぎらなかったわけではありません。
でも、
「先の長い戦いになるかもしれない」
「わんこの身体への負担を一番に考えたい」
だから、
初期は、できることを自分でやってみよう
そう決めました。
夜鳴きの原因は、誤った認知による「不安」。
「不安」を取り除くために、
声掛けや、抱っこが有効であることも教わりました。
まとめ:夜鳴きで病院に行く意味はあった
夜鳴きで病院に行く意味があるのか。
その答えは、「行く意味はある」です。
「診断」はもちろんですが、
「正しい情報」と「覚悟」を得られたことは、
とても大きかったと思います。
- 動物病院に電話をかけたこと。
- 動物病院に連れて行ったこと。
どれも間違いではありませんでした。
このあと、
夜鳴き対策を試行錯誤する日々と、
夜間徘徊が始まります。
その記録は、
▶︎シニア犬の夜鳴きと徘徊が始まった初期|眠れない中で試行錯誤した日々
で、正直に書いています。
もし今、
病院に行くか迷っている人がいたら。
電話相談からでも、行動することをおススメします。
▶シニアわんこの状況は変化していきます。必要なケアを必要な時に。
シニア犬の介護、何から始める?状態別チェックリストで分かる今必要なケア
